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【無料ゲイ小説】気になる先輩 第1話「告白」


僕は山崎慎平、今の会社に入社して5年になる。
僕には気になる人がいる、それは同じ会社の佐藤先輩だ。

僕が入社したばかりの頃、先輩は教育担当だった。
他の同期に馴染めずに孤立していた僕を先輩はいつも気にかけてくれた。それが恋の始まりだった。
先輩は結婚していて、子供が2人いる。
そんな先輩が男に興味あるはずがないし、ましてや僕のことなんて好きになってくれるはずがなかった。
でもある日、先輩との距離は一気に縮まったんだ。


その日僕は、いつも通り残業をしていた。
仕事が遅い僕は、どうしてもみんなのように定時で仕事を終わらせることができないでいた。
でもそんな残業の時、秘かな楽しみがあった。

「よっ!山崎!今日も残業か?」

声をかけてくれたのは憧れの佐藤先輩だ。
先輩はいつも、同じサンドイッチと缶コーヒーを買って、僕の残業に付き合ってくれる。

「はい、差し入れ!ちょっと一緒に休憩しよう」

「先輩、いつもすいません。」

僕は嬉しさもあったが、いつも申し訳なくて仕方なかった。
早く帰って奥さんや子供に会いたいはずなのに。

「気にすんな山崎、お前のこと心配なんだ。それにこんな広いオフィスに1人きりじゃ寂しいだろ?」

先輩の優しい言葉に、僕はキュンとした。
そして僕は、先輩が買ってきてくれたサンドイッチとコーヒーを手に取って少し休憩することにした。


「先輩、なんで僕のことそんなに気にかけてくれるんですか?」

僕のそんな言葉に、先輩はコーヒーを飲み干して少し黙った後に答えた。

「お前新人の頃よく泣いてただろ?同期に馴染めなくて、
仕事も上手くいかなくて、何度も俺のところに来て辞めたいって言ってたよな。
今でも心配でしょうがないんだ。一人にしておいたら、いつかどこかに行っちゃいそうで」


先輩は少ししょんぼりしながら言った。
いつもの明るい先輩とはどこか違って、僕の胸は高鳴っていた。
そして僕は自分の気持ちを伝えたくて伝えたくて、その気持ちは抑えきれなくなっていた。
[ 2015/07/10 16:07 ] ゲイ小説 | TB(-) | CM(0)