健吾/24/会社員
先日とあるゲイと出会い系で知り合いました。
その人はすごくかっこよくて、体も筋肉質。僕のタイプど真ん中の男性でした。
さっそく僕は、彼にメッセージを送りました。
するとすぐに返信が来て僕のことをタイプだと言ってくれたんです。
お互いそう思っているなら早く会いたいと思ってすぐに約束を取り付けました。
そして約束の日
駅で待ち合わせをして、僕の部屋に移動しました。
お互いに興奮が抑えきれなくて、部屋に入ってすぐにセックスをしました。
最初はお互いにフ〇ラをしたりキスをしたりしていたんですが、
彼が僕のア〇ルに生で入れたいと言ってきました。
正直生は怖いかなとも思ったんですが、その場の雰囲気でOKしてしまいました。
そして彼は僕の中に大量の液を流し込んだんです。
行為が終わり、お互いシャワーを浴び終わると彼は
「こんな俺とやってくれてありがとう。本当にありがとう」
と言うんです。
すごくかっこいいし体もいいんだから、そんなに困ってないだろうに
なんでこんなこと言うんだろうと思いました。
そしてその日はお別れしたんですが、その後その人とは何回か会い行為を重ねました。
そんなある日、僕はゲイの友達と遊びに行きました。
ショッピングをしたりして、少し喫茶店で休んでいる時に僕は友達に彼のことを話したんです。
かっこよくて、体もよくてすごくいいんだよねーと言い、友達に彼の写真を見せました。
「え…ねぇこの人、性病いっぱい持ってて有名な人じゃない?」
僕は一瞬で頭が真っ白になりました。
そして友達は彼のことが書かれている掲示板を見せてくれたんです。
そこには彼の写真や、いろんな人に病気を移しまくっていることが書かれていました。
僕は既に自分も移されて感染しているんじゃないかと不安になり
その日はそのまま帰りました。
そして彼に連絡を取り、話があると言って部屋に呼び出したんです。
「おじゃまします」
彼は僕が話そうとしていることに感づいているのか、少し暗い雰囲気でした。
「これ、君だよね?」
僕は彼のことが書いてある掲示板を見せました。
「知られちゃったんだね、残念だな。健吾くんタイプだったのに...」
「なんで黙ってたんだよ!?俺も感染してたらどうしてくれんだよ!?
ふざけんなよ!!」
僕は怒りに任せて、彼を問い詰めました。
すると彼は少しニヤっと笑い始めました。
「俺だけ苦しむなんて...嫌じゃん?
だから仲間作って慰め合おうかと思ってたの。
同じ苦しみ背負って一緒に生きていきたいなって」
彼の言葉に僕は絶望して、その場に崩れ落ちました。
彼は僕の部屋を後にし、その後連絡はついていません。
3か月後
僕は検査に行きました。この3か月間は全く生きた心地がしませんでした。
確かに生きている。でもいつか死ぬのかもしれない。
少し熱が出ただけで、やっぱり感染しているんだ...と思い込み、自暴自棄になっていました。
今日本当のことが分かる。
僕は即日検査を受けに病院へ行きました。
そして結果を待つこと1時間。診察室へと呼ばれました。
「〇〇さん、大丈夫。陰性でしたよ」
僕は先生の言葉を聞いて、涙が出ました。
そしてこれから決して危険な行為をしないということを先生に誓いました。
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